ニュースリリース
2017.10.06
「タンデム自転車講習会」が開催されました。
島根県道路交通法施行細則が改正され、本年4月1日からタンデム自転車で県内の公道を走行することができるようになっています。
タンデム自転車とは、複数のサドルとペダルが前後に並んで装備され、複数人が同時に乗って走行できる自転車です。後ろにもハンドルが付いていますが、前に乗る人がハンドルを主導しますので、後ろには視覚に障がいがある人も乗ることができます。
このタンデム自転車に、視覚障がい者が晴眼者と共同して安全に乗ることができるよう、島根県視覚障害者福祉協会が主催し、10月1日(日)に松江市の県運転免許センターで「タンデム自転車講習会」が開催されました。
当日は、西部地域在住の7名を含め、31名の視覚障がいの皆さんが参加されました。愛媛県から来られた津賀 薫(つが かおる)氏からタンデム自転車の安全な乗り方について講義を受けた後、実際に運転実技コースでタンデム自転車の走行練習を行いました。
初めは恐る恐る乗っていた人も、公道での走行を想定した最後の3回目には、同乗の晴眼者との息も合い、スピードを上げて颯爽と走行されていました。
江津市から参加された小川 竹子(おがわ たけこ)さんは、「タンデム自転車に乗るのは2度目だが、前回は距離が短かった。今回は長い距離で、日頃の運動不足は感じたが、風を切って走ったので爽快だった。面白かった。」と感想を述べておられました。
タンデム自転車で走行する際の注意点などはこちら